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日本の太鼓は、地域社会におけるコミュニティ活動の一環として、まちづくりや地域の青少年育成の核として発展をしてきました。景気低迷や高齢化により地域社会が大きく変化し、地域の人々とのふれあいや交流が激減している昨今、私たちは地域における各種行事、諸活動に積極的に参加をし、まちづくりを推進する一翼を担っていかなければならないと考えております。

日本太鼓の愛好者は子供から高齢者にまで年齢層が広く、男女の比率も均衡しております。さらに、健常者のみならず身体・知的障害者の団体も誕生しており、太鼓演奏が心身の療育に効果があることが立証されております。
 特に太鼓に向かう真摯な態度や、団体演奏に必要なチームワークの大切さから礼と節が備わることや、全身を使っての演奏は体力づくりとして評価されており、私たちは健康増進や青少年の健全育成などの人づくりに寄与して行きたいと考えております。


日本太鼓は、古来より伝承、伝統音楽として、また郷土の特色を色濃く伝える伝統芸能として、各地で受け継がれて発展してきました。
一方、日本太鼓の活動団体が直面している現状をみると、人口減少・少子化・高齢化による人材難から後継者不足となり、活動停滞に陥っており、その存続自体が危うくなってきている団体も数多くみられます。
私たちは多くの人たちに、日本太鼓の伝統伝承と普及、振興を図り受け伝えて行かなければならないと思っております。